コミュニケーションラインについては、こちらのページでもお伝えしました。基本は、
- すべてのやりとりは、トライさん⇔全心連、にて行う
- カウンセラーのみなさんがご家庭と直接、やりとりするのは、当日の緊急連絡のみ
となります。さらに詳しくお伝えしていきます。
なぜ上記のコミュニケーションラインが必要なのか?
私たちが担当する生徒さま、ご家庭さまは、トライグループの顧客です。ですので、私たちが本来、直接やりとりしていいものではありません。
また、みなさんが生徒さまを担当できるのは、全心連からの依頼あってのことです。ですので、依頼主を飛ばして、直接、クライアントとやりとりすることは、ビジネスマナーに反します。
それから、ご家庭とカウンセラーとの直接やりとりが増えてくると、「何かあったらカウンセラーの先生に直接、連絡すればいいや」となりがちであり、最初はちょっとした連絡事項だけだったものが、悩みも、何か緊急事態が起こった時も、なんでもカウンセラーに連絡してくるようになってしまいます。そうなると、「お支払いをしてカウンセリングを受ける必要はないや」と受け取られがちになったり、「とりあえずカウンセラーの先生に聞いてみよう」となり、結果、クライアントからの依存を引き起こすことになり、カウンセリングの時間の価値が落ちてしまいます。
具体的な内容
カウンセラーはどのような内容を、誰とコミュニケーションを取るかについて確認してください。
カウンセラーが現地でご家庭さまとやりとりすべきこと
- トライのカウンセリングについての目的、カウンセラーの役割について
- 現在、行っているカウンセリングプログラムの進捗状況報告、および今後の見通しに関する所見
- カウンセリングを受ける必要性をご家庭さまにご理解いただくこと
※カウンセリングをなんとなくずるずる継続することは避けて下さい。目標、コミットメントありきでカウンセリングを行っておりますので、適切な機会に、目標、コミットメントに対してどれだけ到達しているか、あとどのくらい行っていく必要があるか、等、時々、プランを見直す会話を行うようにして下さい。
※本来、カウンセラーが説明責任を持っている事項を、「それはトライさんに聞いて下さい」と、何でも丸投げしないで下さい。カウンセリングの「内容」にかかわることは、カウンセラーに説明責任があります。
※トライのご担当者さまも、キャリアにおいては個人差があります。キャンパス長やプランナーに就任したばかりの方もいらっしゃいますので、トライの方ならなんでも知っているはず、と、上から目線でかかわるのではなく、私たちが潤滑油となり、トライさんとご家庭さまの間で良好な関係が築けるよう、心配りをお願い致します。
ご家庭さまに、トライさんとやりとりして下さい、と促す事項
- トライさんとの契約にかかわる事項
- 勉強に関すること
カウンセリングを1回、何分で行うか(60分なのか、90分なのか、120分なのか?)
※そもそもの時間枠を変更する場合は、ご家庭とトライさんとでやりとりする必要があり、カウンセラーが預かることは絶対にやめて下さい
進路に関する相談はカウンセラーの範疇ですが、そもそも、学力が伴っているのかや、生徒さまが志望している高校、大学に入る学力があるのか否かの所見、志望校・大学に合格するためには何をしたらいいか、現在の授業や勉強に関して何をしたらいいか、等は、トライさんと相談するよう促して下さい
※カウンセラーが預かれる事項ではありません
トライさんに対するクレームを言われた場合
- 絶対にやってはいけないことは、ご家庭さまに「迎合すること」
- 何があったか、ご家庭さまがどのようなお気持ちでいらっしゃるかを丁寧に聴き、事実を整理して下さい
- そのうえで、できればご家庭さまのほうからトライさんにコミュニケーションを持つように促し、念のためカウンセラーからも報告をあげますね、として下さい
- 事実かどうかがわからないことを、カウンセラーが勝手に解釈して、ご家庭さまに伝えることのないようにして下さい
- 明らかに事実であることはご家庭さまにお伝え下さい
「ですよねー、トライさん高いですから」とか、「トライの担当者の方、レスポンス悪いですよねー」とか、カウンセラーがご家庭と一緒にトライさんの悪口を言う、ということが絶対にないよう、お願い致します。
※私たちは「トライのカウンセラー」として行っていますので、立ち位置は、トライさんのメンバーの一人、という位置づけです。ご家庭と一緒になって悪化しないよう、くれぐれもお願い致します。
※カウンセラーの仕事の1つは「心の整理整頓」です。
※なんでもかんでもカウンセラーが「やってあげる」という形になると、本来はトライさんとご家庭さまとの契約、でありますので、カウンセラーが不要なお節介を焼いている、という形になってしまいます。トライさんとご家庭さまが健全な関係性になるよう、配慮して下さい。
※多分、こうだと思う、ということをカウンセラーが勝手に言ってしまうと、まことしやかな事実になってしまいます。憶測でしかないものは伝えず、「整理をし、返し、預かる」という立ち位置でお願い致します。
例)ご家庭さまから、「トライの先生は忙しいから、うちの子のことなんて全然、気にも留めていないし、興味もないんだと思う」と言われた場合
→トライの先生方は、生徒さまお1人おひとりに対して、親身になってかかわっていらっしゃる、ということは、私も、横で拝見していてとても実感することです。ここまで親身になってかかわって下さる先生方は他にはいらっしゃらないと思います。先生方はみなさん、生徒さまに対してあたたかいマインドでもってかかわっていらっしゃると思いますので、興味がないということはないと思いますよ。
その他、ケーススタディ
例1)ご家庭さまより、トライさんを通さず、カウンセラーと直接やりとりしたい、と言われた場合
返し方の例→私は現場に入っていることも多いですので、直接、ご連絡をいただいたとしても、対応できない場合も多いんです、申し訳ありません。トライさんのほうにご連絡いただいたほうが、つながらない、ということもなく、安心だと思いますよ。
例2)ご家庭さまより、トライさんを通さず、直接、契約したいと言われた場合
※それはお受けできない、と、はっきりお断りをして下さい。トライのカウンセラーとして私は来ておりますので、と、はっきりかつ丁寧にお断りをすること。
※直接契約をするとトライさんに関する不義理となり、出入り禁止となります(トライの家庭教師の方の場合は、罰金が課されています)。以降、この業界では仕事ができなくなると心得て下さい。
例3)ご家庭さまより、トライさんを卒業した後もカウンセリングを継続したいけれど、できますか?と聞かれた場合
※これは地域によって対応が違います。卒業後も継続可能、としている地域もあれば、卒業後はトライは関与しないので直接やりとりして下さい、というケースもあります。
※可能か否かをまず、トライのご担当者さまに確認して下さい、とご家庭に戻して下さい。
例4)先生は臨床心理士なんですか?と聞かれた場合
トライさんの方からは、「全心連のカウンセラーが行きます」ということでご家庭さまに説明しているケースが多いです。全心連とは?プロフェッショナル心理カウンセラーとは?を相手に伝わるようにご説明下さい。